成長曲線

気がつけば、今年も残り2か月ですね。

個人的には、6月に前職役員を退任し、7月から個人事業を始めたという点では、大きな転機となる年でした。

残り2か月もしっかり走り続けていこうと思います。

 

さて、日本の人口動態は少子高齢化に向かう中、女性や外国人の社会進出が話題になっています。

人手不足の中、今後、企業は柔軟な人材活用を求められますが、その中でシニア活用という視点も解決策の一つになります。

 

一般に中年を過ぎると人は過去のやり方に固執するあまり、新しい環境で新たなノウハウを吸収して適応するのが難しく成長は見込めないと言われます。私も実際、人事で採用に携わっていた時には気を付けていた部分です。

 

シニアの方からすれば、過去の経験を封印することは、自分自身の歴史を否定するように感じるのではないでしょうか?人は一度スキルが身につくと、その軸にそった言動により個としての尊厳が保たれ安心感を得られるのがその理由ではないかと思います。

 

AI活用が進む中、業務のやり方ががらっと変わることに適応させようとすることは、失敗しながら新しい事を学ばなけれならない状況を作り出します。

これは本人からすれば完全なる苦痛です。

しかし真摯に向き合うことができれば、何歳であろうと人は成長曲線に乗れると私は考えます。

 

これからの時代は何歳であれ、より成長意識が求められる時代に近づくでしょう。

そしてシニアを活用しようとしている企業側も、適材適所の人材配置を含め、どう本人の成長意欲を上げる環境を提供できるか、その設計が求められる時代が到来していると感じています。